「ユースキン」はロングセラーの肌荒れに効くクリーム。
ユースキンが肘やひざなどの黒ずみにも効果があるとSNSの投稿や口コミでちらほら話題になりました。さらにユースキンは全身に使えると公式サイトでは説明があります。
そこで今回はデリケートゾーンの黒ずみはユースキンで解消できるのか、その成分から徹底検証してみました。実際に使った感想もお届けします。
1.【デリケートゾーンの黒ずみに効果ある?】ユースキンの成分を調査
デリケートゾーンの黒ずみに効果があるのか、ないのかを調査するために、まずはユースキンの有効成分を調べました。
ユースキンは3種類のクリームがあるけれど、ここでは昔ながらのオレンジ色のユースキン(旧ユースキン)を調査の対象にしています。
実際に試したのもオレンジ色のユースキンよ!
ユースキンの有効成分
有効成分(1g中):
トコフェロール酢酸エステル 2mg
グリチルレチン酸 2mg
dl-カンフル 8mg
グリセリン 0.4g
* 本剤にステロイドは配合していません。
成分はユースキン公式サイトより抜粋
ユースキンの有効成分とそれぞれの効果
デリケートゾーンの黒ずみに効果があるかを検証するために、ユースキンの有効成分とそれぞれの効果をまずは見てみましょう。
有効成分(1g中) | 効果 |
トコフェロール酢酸エステル 2mg | 血行を促進する |
グリチルレチン酸 2mg | 炎症やかぶれを抑える |
dl-カンフル 8mg | 清涼感を与え、かゆみを緩和する |
グリセリン 0.4g | 保湿をする |
ユースキンはユースキン製薬により製造・販売されている「指定医薬部外品」クリームです。
指定医薬部外品とは、医薬品と同様の目的のために使用され厚生労働大臣が指定する医薬部外品です。一般の小売店で購入ができます。
2.ユースキンの成分はデリケートゾーンの黒ずみには有効なの?
デリケートゾーンにできてしまった黒ずみを消すために必要な成分は以下の3つです。
・メラニン色素を分解する美白・美容成分
・肌のターンオーバーを促す成分
・保湿成分
できてしまった黒ずみを消す美白・美容成分は含まれていない
ユースキンには肌を保護して保湿する成分は入っていますが、美白・美容効果のある成分は入っていないことが分かりました。
またユースキンには肌のターンオーバーを促すような成分も含まれていません。
ユースキンに
含まれていない成分
✖美容成分
✖美白成分
✖ターンオーバーを促す成分
ユースキンに
含まれている成分
◎保湿成分
出来てしまった黒ずみを消す観点でみるとユースキンに配合されている有効成分は目的が違うことが分かりました。ですが、保湿効果のあるユースキンを使うことで肌の水分量があがると乾燥による黒ずみなどが解消される効果が期待できます。
肘やひざの黒ずみが改善したという口コミがあるのは、保湿成分がうまく働いたのではと考えられます。
くちびるや女性器などの粘膜には使えない
デリケートゾーンの肌はとても敏感です。デリケートゾーンに使用するクリームには注意を払う必要があるため実際使う前に確認したところ粘膜には使えないことが分かりました。
成分からみると「dl-カンフル」はかゆみを抑える効果があるけれど、副作用として過敏症(発疹、発赤、かゆみ)が出る場合があります。
さらに、製造元のユースキン製薬の公式ツイッターでは粘膜への使用は控えるよう注意喚起がありました。
デリケートゾーンにもお使いいただけますが、下着の当たる部分までにしていただき、粘膜へのご使用は控えてください。。
日々のケアとして弊社製品のユースキンSローションやSクリームで毎日保湿をしっかり行い、お肌のバリア機能をサポートしていただくこともおすすめです!
(続)
— ユースキン製薬【公式】 (@yuskin_jp) June 22, 2020
参照サイト:おくすり110番
粘膜には使えないんだにゃ。。
下着があたるところは大丈夫のようね。
3.ユースキンは黒ずみに効くのか口コミを調査
そもそもユースキンは黒ずみに効くのか口コミを調査しました。
そのものは粘膜なのでNGですが、周りは翌日からハウスオブローゼのスクラブして、化粧水つけてユースキンのクリーム塗ればなんとか見れる色になりましたよ…!
— iwasi (@nyubaiiwasi) October 9, 2018
肘の黒ずみに、ユースキン塗りたくってたらまじで消えてきた!!!
ただ継続しないとまたすぐ黒くなる!— ろんたま🔥 (@ronron_youyou) September 27, 2018
ユースキン塗ったら膝の黒ずみ薄くなった!嬉しい( *’ vw ’)💕
— 白宮さゆり (@edkibou) June 8, 2017
黒ずみに効果はあるようね!粘膜を避けて足の付け根に試してみたわ!
4.ユースキンをデリケートゾーンの黒ずみに使ってみた感想
粘膜に近い部分を避けて足の付け根(そけい部)で黒ずみが改善するか実際に使って試してみました。
使ったものと条件
価格:420円
使用頻度:朝と夜に1日2回 14日間
塗布した部分:足の付け根(そけい部)
使いごこち
そけい部はお見せできませんが、手においた状態の写真です。
ビタミンカラーの黄色のクリームです。ちょっと硬めのテキスチャー。肌におくとスッとした香りがしますが、香りほど肌にしみる感じはあまりありません。
延ばすと最初は白っぽくなりますが、肌になじませると意外にサラッとしています。
脚の付け根に塗っても同じような感覚です。
感じることができた効果
2週間、左のそけい部に朝晩塗り続けた結果、残念ながら黒ずみに関して左右差は見られませんでした。ですが手触りに関しては塗布した方が、しない方より明らかに潤っているのが分かります。
何となく肌の質感もふわっとしているようです。
使ってみて良かった点:
塗ったあとは意外にサラッとしていてベタベタしません。
使ってみて残念だった点:
私はdl-カンフルのスッとした匂いが最初はきつく感じました。手に使ってもそう感じるためデリケートゾーンに使用するのはちょっと心配でした。
粘膜には使っていなけれど、刺激が強いんじゃないかしら。
5.【結論!】ユースキンはデリケートゾーンの黒ずみケアには適さない
結論、ユースキンはデリケートゾーンにできてしまった黒ずみには効果があまりないことが分かりました。肌の質感はふっくらしましたが、黒ずみを解消するまでには効果を感じることはできませんでした。
ですが、そもそも有効成分から見ても使用目的が違うことが分かったので頷ける結果となりました。
ユースキン自体は手荒れやひび・あかぎれ・しもやけの改善を目的としていて、それには効果がある口コミが多くあります。わたしもハンドクリームとしても使用しましたが数日でささくれが改善したので良いクリームだと感じています。
結局、ケア用品は使用目的に応じた適切な使い方をすることが一番ね。
デリケートゾーンには専用のクリームを使うのがいいにゃ。
色々ためして、黒ずみに効果を感じたのはイビサクリームでした。
⇒イビサクリームのレビューはこちら!(実際に使った前後の写真もあります)