最短6か月で脱毛が完了するとうたっているサロンやクリニックの広告を良く見かけますが、それには落とし穴が潜んでいるかもしれません。
医療脱毛でいうと、6回コースを1か月おきに通えば最短で6か月で脱毛が完了できるから、短い間隔で通えるクリニック選びをしましょうと解説しているサイトもチラホラ見かけます。
この記事ではそんな偏った情報をぶった切るべく、「6か月で終わる脱毛」は実際のところはどうなのかを徹底検証していきます。
「夏までの半年でツルツルのお肌を手に入れたい」と焦っている方の気持ちは分かりますが、ちょっとだけ立ち止まってこの記事を読んで、ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。
1.6か月で脱毛が終わることに疑問を抱く理由
「脱毛が6か月で終わる」ことに疑問を抱く理由の背景には毛周期が係わってきます。
毛周期についてよく分からない人は前の記事で詳しく解説しています。
人の毛は毛周期という、大きく分けると3つの経過を経て毛が生え変わっていて、このうち脱毛の効果が得られるのは「成長前期・成長期」のみです。
全体の毛が100%だとすると、成長期の毛は全体の10%から15%となりますので、単純に計算してツルツルにするには6.6回、つまり6回から7回の照射をして初めて概ね毛の無いお肌を手に入れることができることになります。
つまり、この時点で6回で絶対に終わるかどうかも微妙かもしれないと引っ掛かりますよね。
そして、毛周期は2か月から3か月のサイクルで一周するため、一度照射した後は最低2か月は間隔を開けないと次の成長期の毛を狙えないんですね。
つまり、6回でも最短12か月はかかるということです。
これが、毎月続けて合計6回照射しても、脱毛が完了するのか疑問を感じる理由です。
なるほどー、毛周期で考えると6か月で脱毛は終わらないのは分かったけど、実際はどうなのかしら?
最速6か月で本当に脱毛が終わのか調べてみたにゃ。
2.【調査】実際は6か月で脱毛は終わるのか
当サイト調べでは、絶対終わらないとも言えないし、だからと言って終わるとも言えないというどっちつかずの結論になりました。
これには理由が2つあって、1つ目は個人差があることと、2つ目は脱毛の仕上がりは個人の満足度によるところが大きいからです。
1つ目ですが、これは個人の満足度の違いにも関わってきますが、なかには半年間6回の照射でも満足がいくくらい脱毛効果を実感できる人がいるかもしれません。
毛周期の理屈では整理できない部分があるかもしれません。
2つ目の脱毛の仕上がりの満足度は、回数や期間ではなく完了後のムダ毛の状態だからです。
産毛や細い毛でも気になるという人は、毛が1本も生えてこなくなる状態を完了と考えます。
また、別の人はまだちょっとあるけど、これくらないなら剃らないからここで完了で大丈夫という人もいます。
ですが、大半のケースを見ると半年間で6回の照射だけでは満足のいく脱毛効果は得られず追加していえるのが多いのが現状のようでした。
そんなわけで、「6か月で終わる」のは6回コースを6か月で消化できるという意味で、満足のいく仕上がりが6か月後に必ずしも手に入っているわけではないと解釈するのが良いかもしれません。
3.最短半年で終わらなかった場合どうなるのか
最速6か月で脱毛が完了すると言ってて、満足のいく仕上がりにならなかった場合、お金を払って継続するか、その時点で辞めるかは本人の選択になります。
半年で終わらなくても、クリニックやサロンは仕上がりの保証をしているわけではありません。
ですので、6か月後にまだ毛が生えていても、返金や追加分の料金を払ってはくれるところはほぼありませんので注意しましょう。
4.まとめ
最速6か月で脱毛が完了とうたっているクリニックやサロンは、毛周期の仕組みを踏まえると6か月後に追加になるケースもあると考えておいた方が良いかもしれません。
逆に効率よく脱毛するには、毛周期の仕組みを知って2か月から3か月おきの施術がおすすめです。
どうしても夏に間に合わせたいという気持ちも分かりますが、急ぐことでお金が追加でかかることもあるかもしれません。
医療脱毛であれば2か月おきでも半年で3回は照射できます。
3回照射すると毛が薄く細くなって自己処理がかなり楽になっているはずです。見た目も綺麗になってきている実感が沸くはずですよ。
脱毛の知識を持ってクリニックやサロンの広告に踊らされることが無いように、そして後悔しない脱毛を目指すために参考にしてもらえると嬉しいです。